ミニ・レビュー
没後25年のバーンスタインが、生前にラテン・アメリカ音楽に大いなる共感を持っていたことが伝わってくる。だから、土俗的なにおいが強すぎて現在ではあまり演奏されないレパートリーも、楽しく聴くことができる。ほとんどが彼にとっても初録音だったこともあって、新鮮で溌剌とした演奏が気持ち良い。
ガイドコメント
1963年に発売されたアルバム『ラテン・アメリカン・フィエスタ』に、ボーナストラックとしてコープランドの「エル・サロン・メヒコ」を収録した一枚。南アメリカの作曲家の作品を中心に編まれており、躍動感とエネルギーに満ちたリズムが楽しい。
収録曲
01ブラジル風バッハ第5番 (ヴィラ=ロボス)
02ダンサ・ブラジレイラ (ブラジル舞曲)) (グアルニエリ)
03センセマヤ (ニコラス・ギレンの詩による) (レブエルタス)
04「レイサイド・ド・ポストレイオ」組曲〜第3曲バトゥーケ (フェルナンデス)
05ダンソン・クバーノ (キューバ舞曲) (コープランド)
06交響曲第2番「インディオ」 (チャベス)
07エル・サロン・メヒコ (コープランド)
演奏
レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック (1)ネタニア・ダヴラツ(S) カール・スターン(VC)
録音
(1)〜(4)(6)63.2 (5)(7)61.5