ミニ・レビュー
1902年生まれのCL奏者ウラッハはウィーンを代表する名手。56年に生涯を閉じた彼の晩年、50年代頃の伝説的な名演がここに集められている。モノラルにも関わらず艶やかで芯のあるそのふっくらとした音色の美しいこと! 巨匠を偲ぶ貴重な2枚組だ。
ガイドコメント
決定盤とベスト盤、コンセプトの異なる2枚を組み合わせた《ウエストミンスター・究極の名演》シリーズ。今世紀最高のクラリネット奏者ウラッハの芸術の集大成を紹介するベスト・アイテム。
収録曲
[Disc 1]
01クラリネット五重奏曲イ長調K.581 (モーツァルト)
02クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調op.120-2 (ブラームス)
[Disc 2]
01クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調op.120-1〜アレグロ・アパッショナート (ブラームス)
02クラリネット三重奏曲イ短調op.114〜アンダンティーノ・グラツィオーソ (同)
03クラリネット五重奏曲ロ短調op.115〜アレグロ (同)
04おとぎ話op.132 (シューマン)
052つのコンツェルトシュテック第2番ニ短調op.114〜アレグレット・グラツィオーソ (メンデルスゾーン)
06悲愴三重奏曲ニ短調〜スケルツォ (グリンカ)
07五重奏曲変ロ長調〜ロンド アレグロ (リムスキー=コルサコフ)
085つのディヴェルティメント〜ディヴェルティメント第5番 (モーツァルト)
09クラリネット協奏曲イ長調K.622〜ロンド アレグロ (同)
演奏
レオポルト・ウラッハ(CL) [1] (1)ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団(2)イエルク・デムス(P) [2] (1)(4)(5)イエルク・デムス(P)(2)フランツ・クヴァルダ(VC)フランツ・ホレチェック(P)(3)ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団(4)エーリッヒ・ヴァイス(VA)(5)(8)フランツ・バルトシェック(バセット・ホルン)(6)(7)(8)カール・エールベルガー(FG)(6)パウル・バドゥラ=スコダ(P)(7)ゴットフリート・フォン・フライベルク(HR)ハンス・レズニチェック(FL)ローランド・ラオペンシュトラオホ(P)(9)アルトゥール・ロジンスキー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団