ミニ・レビュー
リュリ、ラモー、シャルパンティエ……フランス・バロック音楽を彩る作曲家たちの音楽。金管と木管に打楽器や声も加わり、まるでベルサイユ宮殿の壮麗な庭で勢いよく吹き上がる噴水のようにきらびやかな饗宴を繰り広げる。ルイ王朝時代の輝かしい雰囲気をいまに伝える名曲の数々を封じ込めたアルバムだ。
収録曲
01「テ・デウム」〜前奏曲/永遠の父/あなたにこそ (終曲) (シャルパンティエ)
02「ファエトン」〜シャコンヌ (リュリ)
03「アルミード」〜パサカーユ (リュリ)
04「プシュケー」〜序曲 (リュリ)
05「町人貴族」より (リュリ)
06「アマディス」〜シャコンヌ (リュリ)
07「ピリュス」〜第4幕のエール「さあ、恐怖をまき散らすのだ」 (ロワイエ)
08「シラとグロキュス」〜序曲/第5幕第2〜3場 (ルクレール)
09「タンクレード」〜第4幕第1場/第5幕第1場 (カンプラ)
10「ダルダニュス」〜序曲/シャコンヌ/タンブラン〜皆で歌おう (ラモー)
演奏
(1)ヴァンサン・デュメストル指揮 ル・ポエム・アルモニーク カペラ・クラコヴィエンシス (2)(3)カフェ・ツィマーマン (4)〜(6)スキップ・センペ指揮 カプリッチョ・ストラヴァガンテ (7)マイケル・グリーンバーグ指揮 レザンファン・ダポロン (8)セバスティアン・エラン指揮 アンサンブル・レ・ヌヴォー・カラクテール (9)オリヴィエ・シュネーベリ指揮 アンサンブル・レ・タン・プレザン レ・パージュ(ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団) (10)ラファエル・ピション指揮 アンサンブル・ピグマリオン