ミニ・レビュー
17歳。いらだつ白人の女性歌手がまた一人。カナダ出身の先輩、アラニス・モリセットの影響は否めないが、ヒットした(2)で聴かせるキュートな歌声には捨てがたいものが。あくまで大人志向のR&Bシーンとは裏腹に、定石を逸脱しない音作りなのが惜しい。
ガイドコメント
アリスタ・レーベルが総力をかけて世に送り出した期待の新人のデビュー作。見た目からは想像もつかない荒削りな闘争心と、ナイーヴな感性が同居した稀有な存在感がなんといっても最大の魅力。
収録曲
01LOSING GRIP
1stアルバム『レット・ゴー』のオープニング・トラック。電子音とスクラッチで幕は上がり、さまざまな感情が1つにまとまってできたようなサウンド構成。アヴリル自身一番のお気に入り楽曲らしい。
02COMPLICATED
世界各地でプラチナ・ディスクを獲得した、アヴリル・ラヴィーンのデビュー・シングル。10代の女の子の気持ちを写した切なさ漂うミドル・テンポのナンバーで、彼女と同世代の人たちには共感するところが多いだろう。
03SK8ER BOI
1stアルバム『レット・ゴー』の収録曲。元気で明るくキャッチーなポップ・パンク・サウンドに楽しさをおぼえる。エレキ・ギターが渦を巻いて鳴るサビにテンションがハイに。
04I'M WITH YOU
1stアルバム『レット・ゴー』収録の、アヴリルにはめずらしい超スロー・ナンバー。しっとりとした音色たちが、体を撫でるよう。ヴァイオリンを加えての演奏は叙情感を深く演出している。
05MOBILE
06UNWANTED
07TOMORROW
08ANYTHING BUT ORDINARY
09THINGS I'LL NEVER SAY
10MY WORLD
11NOBODY'S FOOL
12TOO MUCH TO ASK
13NAKED
14WHY
仕様
エンハンストCD)内容:アイ・ドント・ギヴ (Audio)コンプリケイテッド〈Video