ミニ・レビュー
ピアノとチェロのノーブルな響き。一聴優しげなイケメン風かと近寄れば、どうして今風に狎れたユルさはない。音の運びは飄とジェントルなれど、感情と距離を置いたクールな音のイメージやゴツとスリリングなほどに緻密なリズムやアンサンブルの形など、実はモダンアートという音の姿。知的に洒脱なり。
ガイドコメント
福岡市出身でパリを拠点に活動するピアニスト/作曲家、中野公揮のデビュー・アルバム。幅広いジャンルで活躍する世界的チェロ奏者、ヴァンサン・セガールとのデュオ作品で、知性と躍動感が一体となった独創的な世界が堪能できる。
収録曲
01PETITE PIECE POUR UN INCONNU
02SILHOUETTE
03SUPPOSED TO BE A MISTAKE
04UN PAS HABILE
05INTRODUCTION I
06PENDULUM
07A LADY JUST QUIT SMOKING
08UNE FIN D'ETE ENSOLEILLEE
09LIFT