ミニ・レビュー
サンダースがもっとも実験性の強い演奏を繰り広げていた時代のライヴ作。10人編成のグループが混沌とした音世界を生み出し、その中でサンダースがテナー・サックスの可能性を大胆に追求する。フリー・ジャズのポテンシャルが良好な形で表出された一枚。
ガイドコメント
71年に10人の精鋭を率いてNYのイーストで行なったライヴの模様を収録したアルバム。東洋哲学やブラック・ユニティを独自の表現方法で聴かせる、一種独特なライヴ盤だ。世界初CD化。
収録曲
01HEALING SONG
02MEMORIES OF J.W.COLTRANE
03LUMKILI
演奏
ファラオ・サンダース(TS) スタンリー・クラーク,セシル・マクビー(B) ジョセフ・ボナー(P,HARMONIUM) ノーマン・コナーズ(DS) ハロルド・ヴィック(TS,VO) ローレンス・キリアン(PERC) ウィリアム・ハート(DS) マーヴィン・ピーターソン(TP) カルロス・ガーネット(FL,VO)