ミニ・レビュー
2010年2月にウィーン楽友協会大ホールで行なわれたリサイタルのライヴ(2枚組)。感興の趣を重んじる演奏家ゆえ、ライヴではその本領が遺憾なく発揮され、高度な技術を駆使した自在な音楽運びや型破りな解釈が炸裂。特に「熱情」でのド迫力、プロコ終楽章のエキサイティングぶりは圧巻だ!
ガイドコメント
ウィーン楽友協会でのコンサートのライヴ録音。ベートーヴェン初期の第3番と中期の傑作「熱情」、アルベニスをはさんでプロコフィエフの第7番と、硬軟織り交ぜたプログラミングでラン・ランの実力がフルに発揮されている。
収録曲
[Disc 1]
01ピアノ・ソナタ第3番ハ長調op.2 (ベートーヴェン)
02ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57「熱情」 (ベートーヴェン)
[Disc 2]
01「イベリア」第1巻 (アルベニス)
02ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調op.83 (プロコフィエフ)
03練習曲op.25〜第1番変イ長調 (ショパン)
04ポロネーズ第6番変イ長調op.53「英雄」 (ショパン)
05ワルツ第2番イ長調op.34-1「華麗なる円舞曲」 (ショパン)
06交響曲第7番イ長調op.92〜第1楽章より (ピアノソロ版) (ベートーヴェン/リスト編) (映画「のだめカンタービレ最終楽章 後編」オープニング曲)