ガイドコメント
恋する女の子を応援するポップ・ナンバー「Love Angel」やダンサブルな「Japanese Girl」「GO MY WAY」などを収録した、hitomiの8thアルバム。作曲も手がけるようになった彼女の、アーティストとしての成長がうかがえる力作だ。
収録曲
[Disc 1]
01Loveholic
深海の中にいるように想起させるシンセサイザーの音色が、神秘的なムードを醸し出すナンバー。「愛とはなんだろう」「君とはなんだろう」と自問自答のようにつぶやくhitomiのヴォーカルがセクシーで、「愛とは信じること」というフレーズが耳に残る。
02アラビアン・ドリーミング
アラブの王様が力づくで若い娘を奪おうとしても、簡単には手に入れられない……。“人の心は買えない”という教訓をモチーフにした昔話のような歌詞がユーモラス。タイトルよろしく、アラビアンな曲調に重低音のロックなアレンジが映えるナンバーだ。
03アイ ノ コトバ
ハリのあるヴォーカルで「失敗も成功も食べてみせよう」という、hitomiらしいポジティヴなメッセージを伝える、アッパーなロック・チューン。サビの転調とホーン・セクションの突き抜ける感じが気持ちいい。
04change yourself
エフェクトがかったヴォーカルからはじまる、重厚なギターのアレンジが印象深いシンプルなロック・チューン。「change yourself」というメッセージ性の強い歌詞を、力強いヴォーカルがしっかりと伝えている。
05恋愛飛行
さわやかなギター・サウンドと浮遊感が漂う電子音が絡み合う、ミディアム・テンポのポップ・ロック・チューン。小気味良いヴォーカルで“1、2、3、there It's my life”と繰り返されるメロディアスなサビは、一度聴いたら忘れないほどキャッチーだ。
06Love Angel
hitomiらしいポジティヴで等身大の歌詞で、仕事に追われて強がっている女性の恋を応援する、ゆるやかなポップ・ナンバー。後半につれて盛り上がっていくアレンジとヴォーカルが心地よく、また恋をする元気を与えてくれる。
07GO MY WAY
作曲は、ポルノグラフィティのヒット曲でも知られる本間昭光、渡辺善太郎がプロデュース。うねるようなホーン・セクションと疾走感のあるサウンドが、歯切れのよいhitomiのパワフルなヴォーカルとマッチしたアッパー・チューン。
08CRA“G”Y☆MAMA
「いい子なだけじゃSEXYじゃない」というメッセージを込めた、hitomi流の女性への応援歌。挑発的でセクシーな詞世界を、歪むギターのリフとブラス・サウンドが盛り上げている。大人っぽいヴォーカルが映える、重厚なロック・ナンバーだ。
09Day-0
フルートの音色とたたみかけるようなメロディが印象的なミディアム・ロック・チューン。ちょっぴり切ない恋を綴ったキュートな歌詞や抜けるようなhitomiのヴォーカル、シンプルなアレンジが、絶妙の心地よさを生んでいる。
10LOST emotion in DARKNESS
グルーヴィな躍動感にあふれるダンサブルなナンバー。スピード感や高揚感のあるアレンジが、ネガティヴな状態から抜け出したいという詞世界を盛り上げている。サビのメロディの恍惚感と高音ヴォーカルがたまらない。
11Japanese girl
歪んだギター・サウンドが効果的に配された、疾走感のあるアッパー・チューン。「コンプレックスをバネに強くなろう」「もっと胸を張ろう」と日本人女性を鼓舞するメッセージを込めた歌詞が、勇気を与えてくれる。エフェクトのかかったコーラスもクールだ。
12LOVE CONCENT
切ない恋心を歌った詞とスウィートなヴォーカルが魅力的なポップ・チューン。ロマンティックかつファンタジックなアレンジが詞世界ともマッチして、耳なじみのよいメロディがスムースに響いている。心があたたかくなるような1曲。
13so you
だんだんと盛り上がっていくピアノと壮大なストリングスのアレンジが「あなた」との距離を綴った詞をいっそう盛り上げる、切ないラブ・バラード。hitomiのヴォーカルが聴けば聴くほど心に染みわたる、アルバム・タイトル・チューン。
[Disc 2]〈DVD〉
01Japanese girl (Video Clip)
02GO MY WAY (Video Clip)
03アイ ノ コトバ (Video Clip)
04L.A.making shot