ARASHI / LOVE
- アーティスト:
- 原題:
LOVE
- ジャンル:
国内ロック&ポップス
- レーベル:
ジェイ・ストーム
- 規格品番:
JACA-5375
- 価格:
3,247 円(税込)
- 発売日:
- 取り扱い店:
ミニ・レビュー
12作目となるオリジナル・アルバムのコンセプトは、タイトルにもなっている“LOVE”。さまざまな愛のストーリーを歌っているが、冒頭に配されたスケールの大きな「愛を歌おう」やロック的なアプローチの「CONFUSION」など、曲の振り幅は広い。ソロ曲のクオリティも高く、さすがの一枚。
ガイドコメント
2013年10月23日リリースのアルバム。“始まる愛”“勘違いの愛”“終わった愛”など、さまざまな“LOVE”の形が表現された一枚。「Calling」「Breathless」「Endless Game」といったシングルを含む全16曲。
収録曲
01愛を歌おう
アルバム『LOVE』の幕開けを飾るのは、ストリングスとゴスペルのような分厚いコーラスが印象的なナンバー。まるで大作映画の音楽のような雄大なスケールを誇るサウンドをバックに、思いのままに“LOVE”を歌い上げる姿は感動的だ。
02サヨナラのあとで
嵐の楽曲ではおなじみの吉岡たくによるスタイリッシュなアレンジが効いたミディアム・アップ。どれだけ時間が流れたとしても忘れられない君がいる……さまざまな後悔を抱えつつ、消えない君への想いを歌った切ないナンバーだ。
03CONFUSION
バッキバキのブラスとグルーヴ感満点のバンド・サウンドに自然と胸が高まるポップ・ロック・ナンバー。彼女を振り向かせるためにあれこれと考える胸の内を歌っており、言葉遊びも交えた詰め込み気味の歌詞が曲にスピード感を与えている。
04Hit the floor
川口進が作曲に参加した大野智のソロ曲は、アーバンなテイストをふんだんに盛り込んだスタイリッシュなナンバー。高く抜ける声質&メンバー随一といわれるさすがの歌唱力で、“知らない世界を見せてあげるよ”と歌う姿にメロメロだ。
05P・A・R・A・D・O・X
“思うままに!そう激しく!”などちょっぴりセクシーな言葉を並べたアップ・テンポのダンス・ナンバー。トライバル〜ディスコ〜EDM風など、印象が次々に変わる打ち込みサウンドが楽しい。低音で響かせる“サクラップ”も炸裂。
06sugar and salt
櫻井翔のソロ・ナンバーは韻シストが作編曲を担当。ワウを咬ませたギターのカッティングがオシャレなサウンドに、メロウなサビのメロディが映える心地よいミディアム・チューンだ。もちろん“サクラップ”もたっぷりと披露。
07Breathless
二宮和也が主演を務めた映画『プラチナデータ』の主題歌。近未来を舞台にした作品の世界に合わせてか、4つ打ちのビートを軸にちょっぴりスペイシーなテイストも取り入れたアッパーなナンバー。主人公の心情を表わす焦燥感を煽るサウンドがクール。
0820825日目の曲
自身が作詞曲を手がけた二宮和也のソロ曲。“ビックリした。こんなにもあなたの事考えたの初めてだ。”と歌う独白風のオープニングから家族への思いを綴った、ハートウォームなナンバーだ。カントリー風のほのぼのとしたアレンジも効いている。
09Rock Tonight
力強いドラムのビートとともに幕を開ける爽快なロック・ナンバー。“ラーラーララララ”と歌うキャッチーなコーラスや“もっと聴かせてよ Make it Loud!”というフレーズなど、ライヴでの盛り上がりが目に浮かぶようだ。
10Endless Game
櫻井翔が主演を果たしたフジテレビ系ドラマ『家族ゲーム』主題歌。全体を覆うムードはミステリアスな雰囲気で、細やかに変わるビートや中盤で不意に訪れる美しいブリッジなど、一筋縄ではいかない複雑なアレンジが曲に深みを与えている。
11Calling
相葉雅紀主演のフジテレビ系ドラマ『ラストホープ』主題歌は、疾走感のあるギター・ロック・チューン。ワルめのギターを中心に、緊張感をもたらす不穏なストリングスがいいアクセント。一気に開けるサビの爆発力は秀逸。
12夜空への手紙
阿部祐也が作詞、ニホンジンが作曲を手がけた相葉雅紀のソロ・ナンバー。ピアノを中心としたミディアム・テンポのハートウォームなナンバーで、ともに過ごした日々がいまの自分を作っているんだと優しく語りかけるように歌う。
13Dance in the dark
松本潤のソロ曲はスウィンギーなジャズ・ファンク風のテイストを押し出した大人っぽいダンス・ナンバー。“Doo Doo Wop Doo Wop”の小気味いいコーラスとともに、挑発的なヴォーカルを聴かせる松潤の魅力にヤラれる。
14Starlight kiss
細やかなギターのカッティングがクールなファンキー・チューン。決してテンポは早いわけではないのだが、自然と腰が動くようなグルーヴ感に満ちており、“キミもほしいだろ?”と決めてみせる大人な嵐の魅力が全開だ。
15FUNKY
タイトルは“FUNKY”だが、思いっきりディスコ・サウンドで踊らせるダンス・ナンバー。アクセントとしてちょっぴりラテンのフレイバーが忍び込ませてあり、メロディもエモーショナルな雰囲気が満点。フロアを踊らせる仕掛けが盛りだくさん。
16Tears
「FUNKY」と同じくBJ Khanが編曲を手がけているが、こちらは一転してピアノやストリングスも用いた美しいバラード。違う未来を見ることなどないと信じていた二人。若さゆえに迎えてしまった別れを悔やむ、切ないラヴ・ソングだ。