ミニ・レビュー
7年ぶりのアルバム。川井自身のオリジナル曲12曲を含む全17曲収録。今回は“月”をテーマに〈赤の月〉(5曲)〈真白の月〉(6曲)〈群青の月〉(6曲)の三部構成で、それぞれのイメージを膨らませた豊饒な世界の広がりを見せる。彼女の担当したドラマや映画のテーマ曲も含み、情熱を孕んだ甘美な演奏も熱い。
ガイドコメント
ヴァイオリニスト川井郁子の7年ぶりのオリジナル・アルバム。“月”にテーマを置いたコンセプト作で、太古からの月と人々の想いや営みを、美しい調べで艶やかに描いている。クラシックの名曲のアレンジとオリジナル楽曲の両方で構成。
収録曲
〈赤の月〉
01月のワルツ
02赤い月
03恋のアランフェス〜レッド・ヴァイオリン「アメノウズメ」編〜
04流浪の女
05大地の歌
06ホワイト・レジェンド「復活」〜「白鳥の湖」より〜
07時の彼方に
08展覧会の絵〜日本の情景〜
09草原の弓
10さくら
11宵待の月
12群青の宙
13ミッドナイト・ロード
14流星
15夕顔〜源氏物語より〜「平安」編
16Polo〜7つのスペイン民謡より〜
17ブルーバード (尺八ver.)