ガイドコメント
2015年から取り組んできたプロジェクト“MADE SERIES”の集大成にあたるアルバム。アッパーな曲から切ないバラードまで、さまざまな楽曲を、豊かな表現力で歌い上げている。
収録曲
01LOSER
トラックは、ダークで重たいビートとメランコリックなギターの上ネタのコントラストが特長的。“Loser 一人 ただ孤独な虚勢 どうせ クソなハンパ者“と自虐的になるも、前進していこうと葛藤する男の気持ちを綴る。
02BANG BANG BANG
オリジナルは韓国ケーブルTV主催の〈Mnet Asian Music Awards 2015〉で最優秀楽曲賞を受賞した楽曲の日本語ヴァージョンで、日本語詞はVERBALが担当。騒々しいナイトライフをEDM〜トラップなどコンテンポラリーなクラブ・サウンドにのせて描く。
03IF YOU
バンドセットによるシンプルなトラックはBPM 90〜95ほど。“IF YOU IF YOU もしまだ間に合うなら オレたちやり直せないか?”と別れる恋人に抱く未練を、痛々しくもセクシーに歌い上げている。
04FXXK IT (KR Ver.)
フューチャリスティックなトラックが特長的なヒップホップ・チューン。夜の盛り場で出会った男女の自暴自棄な恋愛模様を綴っているが、不思議とロマンティックに聴こえるのはヴォーカルが持つ色気のせいだろうか。ダミ声のダーティなラップとのコントラストも面白い。
05LAST DANCE (KR Ver.)
G-DRAGONとT.O.Pが作詞を手がけたスローなR&Bチューン。キックにリバーブがかかっており、幻想的な雰囲気を醸し出している。男らしく太い声のT.O.Pが、大人になること、歳をとることへの不安という等身大の思いを赤裸々に歌っている。
06GIRLFRIEND (KR Ver.)
TEDDY、G-DRAGON、T.O.Pが作詞を務めたラヴ・ソング。ミドルスクール風のトラックが爽やかで、歌詞も恋人にときめく男心を素直に綴っている。恍惚とした気持ちを表現しているかのようなヴォーカルのファルセットが色っぽい。
07LET'S NOT FALL IN LOVE (KR Ver.)
トラックは4つ打ちのビートと眩いギターの輝きが多幸感を運んでくるが、内容は失恋ソング。“僕たち愛し合うのはやめておこう”と不安定な恋に別れを告げようとする男の心情を、女性目線も交えて痛々しく描いている。
08LOSER (KR Ver.)
日本語ヴァージョンよりもピアノを前面に押し出し、メランコリックなアレンジが施されたヒップホップ・ チューン。程よく乗れるミッド・テンポで、汚れた自身の姿を恥じて、青空にすら目を背ける男の寂しさを綴る。
09BAE BAE (KR Ver.)
“I'M IN LOVE 恋は盲目”と恋人への愛情をストレートに歌ったラヴ ・ソング。ラップは本格的なトラップに乗せてマッチョに、フックはメロウな方向に展開していく。 アウトロでの“お餅みたい おれたち 相性が”というリフレインが可愛らしい。
10BANG BANG BANG (KR Ver.)
EDMとトラップを混ぜ合わせたようなトラックは、終始ハイテンションで展開。ラップの発声もごつくマッチョなスタイルで、ダーティな雰囲気を倍増させている。韓国ケーブルTV主催の〈Mnet Asian Music Awards 2015〉最優秀楽曲賞受賞曲。
11SOBER (KR Ver.)
タイトルは“シラフ”の意。ギラついたシンセとパンチの効いたキックによるトランシーなトラックに乗せて“シラフが俺は怖いんだ”と中毒者のような男の弱々しさと強がる姿を描く。無頼派っぽいフレーズが散りばめられているところに男らしさがにじむ。
12IF YOU (KR Ver.)
日本語ヴァージョンよりも温かい生音の魅力が詰まったオリジナル・ヴァージョン。スローなビートとギターのスライド音が心地いい。恋人が今まさに目の前から去っていくという場面に立たされた男の一瞬の心情を、思い出や未来などと織り交ぜて描く。
13ZUTTER (KR Ver.) (GD&T.O.P)
スローなビートがハードコアな雰囲気を漂わせる、GDとT.O.Pによるヒップホップ・チューン。“この歌はヤバイ 俺のラップはヤバイ 俺のスタイルはヤバイ”というヒップホップ・マナーに則ったセルフポースティングも堂に入っている。
14WE LIKE 2 PARTY (KR Ver.)
開放的なサマー・チューンにスクラッチを織り交ぜた一曲。“WE LIKE 2 PARTY”と高らかにダンスを賛美するサビでは、力強いゴスペルのようなコーラスで、聴き手を幸福な気分にさせる。ラップもマイルドな声で披露している。