突き刺すように性急なデジタル系ダンス・ビートに乗って、気持ちをガンガンと高揚させていくような挑発的なヴォーカルを披露していく。だが、サビで開放性あふれる歌声へと変わると、澄みわたるような晴れやかな気持ちにさせてくれる。

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』テーマ・ソング。ズンズンとした躍動的な16ビートのリズムが、アッパーな気持ちへと導いてくれる。その一方で、もどかしい男女の関係に揺れる切ない詞を映し出すヴォーカルは、終始どこか悲哀が込もっているようだ。

冒頭から突き抜けた明るさを持ったヴォーカルが炸裂。比較的大人っぽい表情を見せることが多い歌を歌ってきた彼女だが、この歌は録音した17歳当時の無邪気な少女らしさが描かれている。キラキラと輝くサウンド・メイキングも耳をくすぐってくれる。

性急なバウンス・ビートに乗せて、力強い言葉の数々をリズミカルで駆け抜けるように吐き出していく。歌い上げるスタイルの多い彼女の曲としては比較的珍しく、リズムとシンクロした艶のあるヴォーカルが堪能できるナンバー。

雄大な景観を描くようなデジタル・ビートの上で、一つ一つの言葉を噛みしめながらも朗々と歌い上げるヴォーカルが映える、スケール感の大きなナンバー。玉置の伸びやかな高音域の声色が醸し出す切ない表情も、嬉しい聴きどころだ。

アルバム『Make Progress』に収録のインタールード的な役割を持ったナンバー。激しくも性急な4つ打ちビートの上で、きらびやかなハウス系メロディが派手な彩りを添えていく。聴いてるだけで気持ちが高揚していくインストゥルメンタル曲。

性急で派手やかさあふれたトランス／テクノ・スタイル・ナンバー。だが、J-POP色が強く出ているポップなメロディ・ラインに時折激しいギターの音色が加わるなど、多彩なアクセントを駆使しながら、2つの要素を心地良く融合させるセンスが絶妙で、魅力的。

ファンキー＆ソウルフルな香りを、楽曲全編にちりばめたナンバー。彼女が持つR＆B的な資質がにじみ出た艶かしいヴォーカルによって、デジタルなサウンドでありながらも横ノリのグルーヴ感を味わえる、魅力的な逸品だ。

美しくもの悲しいピアノとそっと優しくなでるようなストリングスが、美麗な旋律を奏でていく。シンプルで切々とした調べに乗せて、愛すべき人と巡り合った幸せを実感している想いを、嬉々とした表情のもとで歌いあげるナンバー。

映画や舞台のフィナーレが似合うような、感動的なナンバー。「何があっても夢を追いかけ続ける気持ちを忘れない」と綴る詞を、開放性あふれた突き抜けたヴォーカルで披露している。手拍子しながら一緒に歌いたくなること、間違いなしだ。

自分の気持ちを信じて夢へと向かうなかで経験する、さまざまな“一期一会”の物語を綴っていくナンバー。離れたり近づいたりして生まれる微妙な心の“距離”を、彼女特有の突き抜けた色を持った晴れやかなヴォーカルで表現している。

凄まじい勢いでデジタル・ビートが炸裂していくイントロが印象的な、徹底した攻めの姿勢を貫いた疾走感満載のサウンド・ミックス。ビートを煽りたてるような高揚感あふれるヴォーカルが魅力のナンバー。