ミニ・レビュー
16世紀中頃から17世紀初頭にかけて、キリスト教とともに音楽も日本に伝来した。中でも聖歌は、隠れキリシタンたちによって「オラショ」という形に変えられた。日本でも確かに歌われたグレゴリオ聖歌とオラショの対比は、悲しい歴史をも彷彿させる。
収録曲
[Disc 1]
01No.1 スブヴェニテ・サンクティ・デイ
02No.2 スブヴェニテ・サンクティ・デイ―No.3 ミゼレレ・メイ・デウス
03No.4 ネ・レコルデリス・ペッカタ・メア
04No.5 リベラ・メ・ドミネ・デ・モルテ
05No.6 イン・パラディスム―No.7 コルス・アンジェロールム
06No.8 エゴ・スム・レズレクツィオ・エト・ヴィタ― (ベネディクトゥス・ドミヌス)
07No.9 メメント・メイ・デウス
08No.10 クレド・クオド・レデムプトル・メウス・ヴィヴィット
09No.11 クイ・ラザルム・レズシタスティ
10No.12 ドミネ・クアンド・ヴェネリス
11No.13 リベラ・メ・ドミネ・デ・ヴィイス
12No.14 サチェルドス・エト・ポンティフェックス―エッチェ・サチェルドス・マニュス
13No.15 タントゥム・エルゴ・サクラメントゥム
14No.16 シクト・チェルヴス
15No.17 ヴェニ・クレアトル・スピリトゥス
16No.18 ペル・シニュム・クルチス
17No.19 オー・クアム・グロリオスム
[Disc 2]
01オラショ 一部:「神寄せ」より「いにてすべりんと」まで
02オラショ 一部:「たつときは」より「でうす・ぱいてろ」まで
03オラショ 山田:「らおだて」より「べれんつす」まで
04山田 さん・じゅあん様の歌、だんじく様の歌
05歌オラショ 一部:「らおだて」「なじょう」「ぐるりよざ」
06歌オラショ 一部:「らおだて」の冒頭
07歌オラショ 堺目:「らおだて」「なじょう」「ぐるりよざ」
08歌オラショ 堺目:「らおだて」「なじょう」「ぐるりよざ」
09歌オラショ 山田「ぐるりよざ」
10歌オラショ 山田「ぐるりよざ」
11グレゴリオ聖歌「ラウダーテ・ドミヌム」
12同「ヌンク・ディミティス」
13同「オー・グロリオーサ」
演奏
[1] 長崎フィルハルモニア合唱団(合唱指導:皆川達夫) [2] (1)〜(4)出口左吉,増山隼吉,船原定吉,船原末七 他(5)〜(10)出口左吉,末永益太郎,鳥山伝作,増山隼吉,船原定吉,船原末七(11)〜(13)中世音楽合唱団(合唱指導:皆川達夫)
録音
[1] 76.3 [2] (1)〜(10)51. 53. 75. (11)〜(13)76.7