ミニ・レビュー
ドイツ・グラモフォン・デビューの前年の1960年と、67年の放送音源が初登場。モーツァルトもベートーヴェンもスタイルを押さえつつ、音楽の前進力がはんぱなく大きい。プロコフィエフの3番ソナタも同様で、かつ切れば血の出るようなホットな演奏。ラヴェルでの説得力の大きさもすごい。
ガイドコメント
至高のピアニスト、マルタ・アルゲリッチがドイツ・グラモフォンからレコード・デビューした1960年と1966年の放送音源からの初リリースとなるアルバム。モーツァルト、ベートーヴェン、プロコフィエフ、ラヴェルの作品が収録されている。
収録曲
[Disc 1]
01ピアノ・ソナタ第18番ニ長調K.576 (モーツァルト)
02ピアノ・ソナタ第7番ニ長調op.10-3 (ベートーヴェン)
[Disc 2]
01トッカータop.11 (プロコフィエフ)
02夜のガスパール (ラヴェル)
03ピアノ・ソナタ第3番イ短調op.28 (プロコフィエフ)
04ソナチネ (ラヴェル)
05ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調op.83 (プロコフィエフ)
録音
[1] (1)60.1 [1] (2) [2] (4)60.9 [2] (1)〜(3)60.3 [2] (5)6