ミニ・レビュー
約2年8ヵ月ぶりのミニ・アルバム。Dragon Ashのkjや砂原良徳が参加し、デビュー曲「不安なの」のリメイクも収録。彼女らしくエレクトロニカ志向が強いが、独特の不思議さを漂わせつつも明るいメロディの春っぽい曲が目立ち、ポップと実験性のバランスがいい塩梅。
ガイドコメント
前作『irony』から約3年ぶり。薬用メナードCM曲「guilty」、砂原良徳のサウンド・プロデュース「忠告」を含む5曲入りで、近作のエレクトロニカ世界観を昇華しつつ、ポップさを取り戻した名作だ。
収録曲
01ya-yo!
そっとハートに触れる優しいヴォーカル&ハーモニーと、キュートに聴かせてくれるエレクトロニカ調のノリの良いサウンドが気分を盛り上げてくれる。彼女の中でも特に明るいポップ・ナンバー。
02guilty
遊び心あふれるサウンド・プロダクションに、キュート&スウィートなヴォーカルが自然と体にリズムを染み込ませてくれる。音楽を持ち歩いて散歩したくなるような、生き生きとしたミドル・テンポのエレクトロ・ポップ・ナンバー。
03i know what boys like
サウンド・プロデュースにAOKI takamasaを迎え、不思議なビートでエレクトロニカルな世界を響かせる。そこに気だるく女の子らしい可愛さを秘めたヴォーカルが加わる、スロー・テンポのポップ・ナンバー。
04リクノリトウ
サウンド・プロデュースにKjを迎え、孤独を感じさせるギターが終始鳴り響く、寂しげなスロー・ナンバー。“もういーや”という切なくも温かみのあるヴォーカルは、胸がキュンとしてしまうほど魅力を携えている。
05cover grrrl
サウンド・プロデュースに砂原良徳を迎えた、ビートの効いたノリの良いミドル・テンポ・ナンバー。優しくスモーキーなヴォーカルが見事にマッチし、全体的に浮遊感漂うサウンドに仕上がっている。
06不安なの (New Ver.)
デビュー曲「不安なの」のニュー・ヴァージョン。ヴォーカル・エフェクトも派手に効き、ダンサブルでパーティ・ライクなナンバーに仕上がっている。時代が変わればサウンドも変わる、新しい方向性に着手した作品。