マリリン・マンソン / メカニカル・アニマルズ [限定][廃盤]

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CD
ガイドコメント
マイケル・ベインホーンをプロデュースに起用し、新たな方向性を打ち出した98年発表の4作目。ダークでマシナリーな音世界がますます深化したマリリン的ポップ・ワールド。リアルなヴォーカリゼイションも聴きどころ。
※ 曲目等の収録内容は変更になる場合があります。
収録曲
01グレート・ビッグ・ホワイト・ワールド
マリリン・マンソンの音楽的背景であるグラム・ロックやニューウェイヴからの影響を見事に反映させた1曲。耽美的なサウンドが紡ぐ、ロマンチックかつ儚げで空虚な独自の世界観に引き込まれること間違いなし。
02ザ・ドープ・ショー
アルバム『アンチクライスト・スーパースター』からの延長線上にある、ノイジーなインダストリアル・ナンバー。あまりにストレートなタイトルに思わず笑ってしまうが、シニカルな視点から見たロック・スターのライフ・スタイルが描かれている。
03メカニカル・アニマルズ
きらびやかな装飾に彩られていながら、常に鬱々とした閉塞感がつきまとうアルバム表題曲。退廃的な歌声と幻想的な悪夢のように美しいギターの音が本作の主人公で、初めて人間的な感情をもった“メカニカル・アニマル”が苦悩する様子と重なる。
04ロック・イズ・デッド
近未来的なビジュアルに身を包んだ三部作の2作目『メカニカル・アニマルズ』の収録曲。映画『マトリックス』でも使用され話題となった。ぶっとんだヴォーカルと、何重にも重なったギター・サウンドが襲いかかってくる。
05ディスアソシエイティヴ
神秘的な雰囲気を醸し出す呪術的なヴォーカルと空間的な広がりのあるダークなサウンドが、モノクロの世界を描いていく。深い闇の中にどこまでも落ちていくような不安と哀しみに覆われたトラック。
06ザ・スピード・オブ・ペイン
アコースティック・ギターを主体とした歌が主役のシンプルな楽曲であるが、宇宙をイメージさせる電子音と官能的なコーラスにあわせて盛り上がっていくドラマティックな展開が異次元へと運んでくれる。
07ポストヒューマン
持ち前の下世話でおバカなエンタテインメント精神炸裂の、アッパーな狂気を感じさせるナンバー。軽快なインダストリアル・グルーヴとギャル声のコーラスにあわせて、頭をからっぽにして歌い踊りたい。
08アイ・ウォント・トゥ・ディサピアー
エッジの効いたチープなデジタル音が織りなすヘヴィなサウンドに、脱力系のヴォーカルをのせて痛快に飛ばすノリのよいロック・ナンバー。コンパクトにまとまっているので、アルバム『メカニカル・アニマルズ』の中では、かなり聴きやすい。
09アイ・ドント・ライク・ザ・ドラッグス (バット・ザ・ドラッグス・ライク・ミー)
その名のとおり麻薬的な魅力が漂う、グラマラスでファンキーなトラック。レッチリやジェーンズ・アディクションで知られるデイヴ・ナヴァロが参加。バカバカしい内容の歌を大マジメに歌うのが、マリリン流なのだ。
10ニュー・モデル NO.15
軽快なハンドクラップまで飛び出すアップ・テンポな曲。印象的なリフや口ずさめるキャッチーな歌メロなど、随所に分かりやすさと親しみやすさがちりばめられており、ホワイト・ゾンビを彷彿とさせる。
11ユーザー・フレンドリー
ロック的なダイナミズムにこだわったアルバム『メカニカル〜』の中では、かなりインダストリアル度の強い近未来的な印象のナンバー。歪んだヴォーカルや奇妙なノイズ、さまざまなサンプリング音の渦に、不安定な精神状態が透けて見えるようだ。
12ファンダメンタリー・ロースサム
3拍子のリズムの上を流れるもの悲しいピアノに導かれ、哀愁漂う泣きのギター・ソロからダイナミックな轟音へとなだれ込む展開がドラマティックな暗黒のワルツ。ゴス、ニューウェイヴ、ハードロックなど、幅広い音楽的背景が反映されている1曲。
13ザ・ラスト・デイ・オン・アース
デヴィッド・ボウイを思わせる繊細で叙情的なメロディをはらんだ浮遊感のある美しいナンバー。徹底的に人間離れした異形のキャラクターを演じてきたあのマリリンが……と思えるほどの衝撃的なラブ・ソング。
14コーマ・ホワイト
自ら作りこんだキャラクターを演じてはいるが、人間味あふれる表情豊かな歌にヴォーカリストとして、表現者としての成長を感じずにいられない1曲。物憂げで幻想的なムードは、アルバム『メカニカル・アニマルズ』のラストにふさわしい。
アーティスト
  • マリリン・マンソン
    1969年1月5日生まれ、米・オハイオ州カントン出身のミュージシャン。本名はブライアン・ヒュー・ワーナー。芸名はマリリン・モンローとチャールズ・マンソンが由来。マリリン・マンソン&ザ・スプーキー・キッズからバンド名をマリリン・マンソンに変え……
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