ミニ・レビュー
いかにもロマン派といったイメージを覆すフレッシュなメンデルスゾーンだ。旋律を美しく奏でる一方で強烈なアクセントを利かせる。そのコントラストを際立たせる演出が冴えわたっている。音楽の推進力がものすごい。第5番「宗教改革」ではホグウッドによる校訂新版が演奏されている。
ガイドコメント
ヤニック・ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管弦楽団によるメンデルスゾーンの交響曲全集。第5番「宗教改革」はホグウッド校訂の新版によるもので、メジャーとしては初録音となる。煌めきに満ち、生気漲る演奏が楽曲の新たな魅力を示している。
収録曲
メンデルスゾーン:
[Disc 1]
01交響曲第1番ハ短調op.11
02交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」
[Disc 2]
01交響曲第2番 (交響カンタータ)変ロ長調op.52「讃歌」
[Disc 3]
01交響曲第4番イ長調op.90「イタリア」
02交響曲第5番ニ短調op.107「宗教改革」
演奏
ヤニック・ネゼ=セガン指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団 [2] (1)RIAS室内合唱団 カリーナ・ゴーヴァン,レグラ・ミューレマン(S) ダニエル・ベーレ(T)