ガイドコメント
デヴィッド・ボウイと坂本龍一が競演を果たした異色の映画『戦場のメリー・クリスマス』(83年)のサウンドトラック。音楽を坂本が担当し、映画と同タイトル曲はいまやクリスマスの定番。どこかエキゾチックな香りが漂う珠玉の楽曲を多数収録している。
ミニ・レビュー
大島渚監督、デビッド・ボウイ、ビートたけし共演の『戦場のメリー・クリスマス』はカンヌ映画祭にも出品され惜しくもグランプリはのがしたものの大変な評判を呼んだ。殊にボウイと坂本龍一のラストのキス・シーンは話題になったものだ。1枚はオリジナル・サントラ、そしてもう1枚は全曲ピアノ・ヴァージョンとして新たに録音し新曲「JAPAN」「CODA」を追加収録。メイン・テーマ「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」は日本の伝統音楽と東南アジアの民族音楽を融合した感がする。
収録曲
01メリー・クリスマス ミスターローレンス
02バタヴィア
03発芽
04腹いっぱいの朝食
05闘いの前
06種子と種を蒔く人
07短い出会い
08ライド・ライド・ライド (セリアーズの弟の歌)
09ザ・ファイト
10ファーゼル・クリスマス
11出て行け!
12集合
13理性を越えて
14種を蒔く
15詩篇第23
16最後の後悔
17ライド・ライド・ライド (リプライズ)
18ザ・シード
19禁じられた色彩