ミニ・レビュー
デビュー25周年を迎えた天才サックス奏者率いるカルテット、2008年米国でのライヴ。内なる宇宙を探求するテナー、抒情的なソプラノ。どちらの音色も深みを増した。伝統を踏まえつつ、即興芸術としてのジャズの新たな極みを目指す改革者の意気込みが伝わってくる。
ガイドコメント
ジャズ界の名家マルサリス家の長男でありマルサリス・ミュージックの設立者、ブランフォード・マルサリスのフル・アルバム。古き良きニューオーリンズ・ジャズの流れをくみ、常に画期的なジャズを聴かせてきた彼ならではの新鮮かつ濃厚な作品となっている。
収録曲
01THE RETURN OF THE JITNEY MAN
02THE BLOSSOM OF PARTING
03JABBERWOCKY
04ABE VIGODA
05RHYTHM-A-NING
06SPHERE
07THE LAST GOODBYE
08AND THEN, HE WAS GONE
09SAMO
10AUNT HAGAR'S BLUES
演奏
ブランフォード・マルサリス(SAX) ジョーイ・カルデラッツォ(P) エリック・レヴィス(B) ジェフ“テイン”ワッツ(DS)