ミニ・レビュー
ビッグバンドとともにレコーディングした2008年作。スティーヴ・ミラー・バンドのヒット曲をノスタルジックなジャズに編曲し、豪快なスキャットを聴かせる「アブラカダブラ」が秀逸。フェイクを交えて確かな技巧を披露する「バードランドの子守唄」、失恋をテーマに切々と歌う現代的な感覚の自作曲「メイク・サムワン・ハッピー」などでも個性を発揮。
ガイドコメント
アメリカ東海岸出身の女性ヴォーカリスト、ロビン・マッケルの2ndアルバム。モンク・コンペティションの入賞歴もありデビュー作から話題になったが、早くも貫禄すら感じさせているところが只者ではない。
演奏
ロビン・マッケル(VO,(11)P) (1)〜(3)(5)(6)(8)(10)クィン・ジョンソン,(4)(7)アラン・マレット(P) (1)〜(3)(5)(6)(8)(10)レジー・マクブライド,(4)(7)マイク・ベラリオ(B) (1)〜(3)(5)〜(7)バーニー・ドレッセル,(4)(8)(10)ナタニエル・モートン(DS,PERC) (1)(2)(4)(5)(7)〜(10)ウェイン・バージェロン,(1)(2)(5)(7)(8)(10)ドン・クラーク,ラリー・ホール,(4)(9)ウィリー・ムレロ,(10)ゲイリー・グラント,ジョー・マグナレリ(TP) 他