ミニ・レビュー
大田黒は日本初の本格的な音楽評論家。大森山王の自邸で1915年から2年間にわたって開いたコンサートから選曲し、当時使われた1900年製スタインウェイで演奏。現在も清新で明るい音のピアノから、青柳は温かい音色を、高橋はクリアな音色を、それぞれ引き出す。息の合ったデュオも楽しい。
収録曲
01「抒情小曲集」第3集op.43〜第6曲 春に寄す (グリーグ)
02「子供の領分」〜第5曲 小さな羊飼い (ドビュッシー)
03「魔法のランプ」第1集op.50〜第2曲 牧神 (ゴダール)
04無言歌op.17〜第3番 (フォーレ)
05若いパンとニンフ (五つのポエム) (山田耕筰)
06「森のスケッチ」op.51〜1.野ばらに寄す (マクダウェル)
07「森のスケッチ」op.51〜4.秋に (マクダウェル)
08「詩曲集」〜2.魂の共感の庭 (スコット)
09「詩曲集」〜3.鐘 (スコット)
10「エジプト」〜エジプトの舟歌 (スコット)
1124の前奏曲op.11〜15.Lento (スクリャービン)
124つの前奏曲op.33〜No.1/No.2/No.3 (スクリャービン)
132つの小品op.57 (スクリャービン)
14束の間の幻影op.22 (プロコフィエフ)
15マ・メール・ロワ (ラヴェル)
演奏
(1)〜(4)(6)〜(13)(15)青柳いづみこ,(5)(14)(15)高橋悠治(P)