ミニ・レビュー
コロラトゥーラの名歌手は突然現れる。ザビーネ・ドゥヴィエルは、若くて美しいこの舞台姿、そして何より声の魅力でいまや引っ張りだこ。モーツァルトの人生に大きな影響を及ぼしたウェーバー三姉妹にスポットを当てながら歌ったアルバム。時とともに移り変わるモーツァルトの表情がみごとに表現されている。
ガイドコメント
フランス出身、パリ音楽院を首席で卒業し、ヨーロッパで活躍中の新星ソプラノ歌手、サビーヌ・ドゥヴィエルによるモーツァルト・アルバム。モーツァルトの人生に深く関わったウェーバー家の三姉妹にまつわるアリア集で、華麗なコロラトゥーラを披露している。
収録曲
モーツァルト:〈1.プロローグ:純情なる打ち明け話,または期待〉
01「レ・プティ・リアン」K.299b〜序曲
02ああ、ママに言うわ
03人里離れた森の中でK.308
04パントマイム劇「パンタロンとコロンビーネ」K.446〜アダージョ
05アルカンドロよ、私は告白しよう...どこより訪れるのか私は分からぬK.294
06ああ、できるならあなた様にお教えしたいものですK.418
07テッサーリアの民よ!私は求めはいたしません、不滅の神々よK.316
08わが感謝をうけたまえ、やさしき保護者よK.383
092つのバセットホルンとファゴットのためのアダージョ ヘ長調K.410
10やさしい春がもうほほ笑んでK.580
11歌劇「魔笛」K.620〜復讐の炎は地獄のように我が心に燃え (夜の女王のアリア)
12「エジプトの王ターモス」K.345〜第5番 間奏曲-アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
13歌劇「魔笛」K.620〜神官の行進
14ソルフェッジョK.393-2 ヘ長調
15ミサ曲 ハ短調K.427〜肉体をとりたまいし者
演奏
サビーヌ・ドゥヴィエル(S) ラファエル・ピション指揮 アンサンブル・ピグマリオン (2)(3)(14)アルノー・ド・パスクァル(HF,OG)