ミニ・レビュー
モーツァルトが10歳前後で書いた交響曲11曲を収録。いかに面白く聴かせるか、考え抜き実践した究極の演奏といえる。とりわけデュナーミクの大胆なつけ方は表現の幅を劇的に増幅している。3枚目にはアーノンクールと孫による手紙の朗読が付く。
ガイドコメント
モーツァルトが10代で作曲した交響曲集。アーノンクールがテルデック時代に録音した初期交響曲集の続編に当たる。作曲時期のモーツァルト父子の往復書簡を、アーノンクールと彼の孫とが朗読したCD付き。
収録曲
モーツァルト:
[Disc 1]
01交響曲変ホ長調K.16 (旧ブライトコプフ版番号:第1番)
02交響曲ニ長調K.19 (第4番)
03交響曲ヘ長調K.19a (=Anh.223)
04交響曲変ロ長調K.22 (第5番)
05交響曲ト長調K.45a「ランバッハ」
06交響曲ヘ長調K.43 (第6番)
[Disc 2]
01交響曲ニ長調K.45 (第7番)
02交響曲ヘ長調K.42a (第43番)
03交響曲変ロ長調K.45b (=Anh.214) (第55番)
04交響曲ニ長調K.48 (第8番)
05交響曲ハ長調K.73/75a (第9番)
[Disc 3]〈アーノンクール一家によるモーツァルト父子の手紙朗読〉
01最初の旅行
02ドイツ
03最初のパリ旅行
04ロンドン
05ミュンヘン
06オルミュッツ
07ウィーン
08モーツァルトの手紙
09最初のイタリア旅行
10ミラノ
11ローマ
12ナポリ
13ローマ
14ミラノ
15ミラノ
演奏
ニコラウス・アーノンクール(指揮,朗読) ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス