ミニ・レビュー
サイの独奏は敏捷性と流麗さ、そして即興性にあふれ、爽快そのもの。特に弱音で鍵盤上をササッと動き回る時の音色の素晴らしさも彼独特のものである。第21番の自作のカデンツァも、まさに水を得た魚。透明感と躍動感一杯の伴奏も万全。録音も最良。
ガイドコメント
ファジル・サイの、エイベックスからの第2弾は、初のモーツァルト協奏曲。大胆な自作カデンツァを加えた第21番、対照的に抑制された演奏で、静謐の美を追求した第23番と、相変わらず才気煥発なサイ。
演奏
ファジル・サイ(P) ハワード・グリフィス指揮 チューリヒ室内管弦楽団