ミニ・レビュー
88年5月、BPO来日公演のライヴ録音。BPOの輝くような艶美な音色や生気に漲る息づかいは、そこに“カラヤンがいる”ことを証明しているよう。モーツァルトの第39番とブラームスの第1番は5月5日のサントリー。ベートーヴェンの第4番とムソルグスキーの「展覧会の絵」は5月4日の東京文化会館。圧巻はブラームス。ゆったりしたテンポは最晩年のカラヤンの特性だが、ここではさらに悠然としたスタンスでのアプローチ。第1楽章からゾクゾクするような表現の連続。カラヤン自身の唸り声も聞こえ貴重だ。
ガイドコメント
88年のカラヤン最後の日本公演から、5月5日のサントリー・ホールでのライヴ録音。カラヤンが設計にも参加したサントリー・ホールでの最後の演奏ともなった。この日のブラームスは、第一級の名演だ。
演奏
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団