ミニ・レビュー
77年から78年にかけて録音され、すでに名盤としての評価を得ているアルバン・ベルクSQによる“ハイドン・セット”。未だに色あせることのないこの名演が、3枚組3千円ちょっとで手に入るというのは嬉しいかぎりだ。当時の彼らの演奏は、今から比べればやや真面目すぎるかもしれないが、モーツァルトの作曲技法の見事さがより浮き彫りにされるという点で良い方に作用している。
ガイドコメント
9月に来日公演を行なうアルバン・ベルクQが、70年代後半に残した名盤、モーツァルト後期の《ハイドン・セット》を3枚組3150円の特別価格で。同団独自の切れのよい、完成度の高い演奏。
収録曲
[Disc 1]
01弦楽四重奏曲第14番ト長調K.387「春」
02弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458「狩」
[Disc 2]
01弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421 (417b)
02弦楽四重奏曲第16番変ホ長調K.428/421b
[Disc 3]
01弦楽四重奏曲第18番イ長調K.464
02弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465「不協和音」
録音
[1] (1) [2] (1)77.1 [1] (2) [2] (2)78.6 [3] 77.6