ミニ・レビュー
タイトルはパーセルの作品の一節から取っているのだが、まさにひととき、この慌ただしい社会のなかに生きるあれこれを忘れさせてくれるアルバム。波多野の表情豊かな、あるいは抑えた表情による歌の数々の美しさ。寺神戸以下のアンサンブルの絶妙な間合い。
ガイドコメント
ルネサンス、バロック作品の第一人者、メゾ・ソプラノの波多野が、バロック・ヴァイオリンの寺神戸率いるアンサンブル・レ・ボレアードとの、至福のひと時が凝縮された1枚。音楽の美しさに浸ることができる。
収録曲
01劇音楽「オイディプス」〜ひとときの音楽 (パーセル)
02「聖セシリアの祝日のためのオード」〜ここに神々が (パーセル)
3劇音楽「アーサー王」〜美しい島(パーセル)
04劇音楽「アテネのタイモン」〜グラウンド (パーセル)
05劇音楽「妖精の女王」〜嘆きの歌 (パーセル)
064声のファンタジア ホ短調 (パーセル)
07オペラ「ダイドーとエアネス」〜ダイドーのラメント (パーセル)
08劇音楽「妖精の女王」〜聴け 万物が! (パーセル)
09オペラ「セルセ」〜オンブラ・マイ・フ この木陰よりも (ヘンデル)
10オペラ「ポッペアの戴冠」〜なにかを感じるんだ (モンテヴェルディ)
11歌劇「オロンテア」〜いとしい人のまわりに (チェスティ)
12「ロ短調ミサ」BWV232〜あなたを讚え (バッハ)
13「マタイ受難曲」BWV244〜私を憐れんでください (バッハ)
14「管弦楽組曲第3番」ニ長調BWV1068〜G線上のアリア (バッハ)
演奏
波多野睦美(MS) 寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン) アンサンブル・レ・ボレアード