ミニ・レビュー
「アルルの女」からの抜粋を初演版の楽器編成で再現。ヴィオラが1本のみで、弦楽四重奏的な軽快明澄な響きが新鮮だ。それにしてもビゼーとR.シュトラウスという意外な組み合わせをしっくりと聴かせるのは、さすが才気煥発なホグウッド。続編にも期待。
ガイドコメント
劇場のために書かれた付随音楽を、新たな視座から見つめ直し蘇らせるシリーズの第1弾。「アルルの女」のオリジナル編成による録音は、小さな芝居小屋での上演を彷彿とさせ新鮮。
収録曲
ビゼー:
01劇音楽「アルルの女」 (アルフォンス・ドーデの戯曲のための付随音楽抜粋)
R.シュトラウス:
02組曲「町人貴族」op.60
演奏
クリストファー・ホグウッド指揮 バーゼル室内管弦楽団