ガイドコメント
デビュー10周年のアニバーサリー・イヤーを記念した、約2年ぶりとなるオリジナル・アルバム。V6らしい直球のロック&ポップスをつめこんだエネルギッシュな1枚で、彼らのミュージシャンとしての魅力を存分に堪能できる。
収録曲
01JAM JAM NIGHT
デビュー10周年記念アルバムのオープニングは、ハード・コアなロック・チューン。長めのイントロが否応なしに期待感を高める。かっこよく、セクシーで、退廃的なパーティの匂いが充満している。
02サンダーバード-your voice-
映画『サンダーバード』日本語版の主題歌。無機的とも思える近未来的なシンセの音色、打ち込みによるサウンド・メイクにもかかわらず、力強いラップからサビの瑞々しいメロディ展開など、ダンサブルな熱気はV6ならでは。
03恋と弾丸 (MASAYUKI SAKAMOTO&KEN MIYAKE)
イントロからしてジェームズ・ボンドが登場してきそうな雰囲気。坂本&三宅によるダンス・ナンバー。リリックの面白さ、レトロなサウンド・アプローチが逆に新鮮で、聴いていて楽しい。ダンディにスウィングしています。
04ありがとうのうた
『学校へ行こう!MAX』テーマ・ソング。派手さはないけれど、じわじわと心に染みこんでくる素直なメロディ。こういったナンバーを歌うことが出来る彼らはとても素敵です。心を優しく満たしてくれる癒しソングの決定版。
05ずっと僕らは (GO MORITA&JUNICHI OKADA)
アコギ・メインで淡々としながらも、サビでは瞬間最大風速のように音数が増え、盛り上がるサウンド・メイク。ヴォーカルの輪郭がくっきりと浮き彫りになる。“声”の魅力をじっくりと味わいたい岡田&森田によるミディアム・チューン。
06BLAZING AGE (20th Century)
英語詞のところを聴いていると、メロコア系アーティストのオリジナル作品と言ってもいいくらいのアツい初期衝動を感じさせる、トニセンによる疾走ロック・チューン。このクラッシュ感はインパクト大。
07Rudery big up (Coming Century)
カミセンが放つ衝撃のレゲトン・ナンバー。あえてリリックの意味を追わないで、言葉の感触やリズム、その雰囲気に身を委ねれば、曲の鼓動やパワーをダイレクトに感じることができるはず。
08それぞれの空
シングルでは「出せない手紙」「メジルシの記憶」といったミディアム・バラードが知られている彼らだが、またしても名曲の誕生。美メロとサビの包み込むようなコーラスで、せつなく温かく泣かせてくれる。
09夕焼けドロップ (HIROSHI NAGANO&YOSHIHIKO INOHARA)
タイトルが絶妙。ホーン・セクションが踊りまくるスカ・ビートに乗せて、長野&井ノ原が底抜けに明るくフラレ男の気持ちを歌っている。ふたりのキャラクターに合った、今までにありそうでなかったタイプのベスト・マッチな1曲。
10UTAO-UTAO
御徒町凧、シライシ沙トリといった作家陣を起用。ストリングスが入った骨太のサウンドをバックに、タイトルそのままにみんなで大合唱したいナンバー。TBS系人気ドラマ『タイガー&ドラゴン』の主題歌。
11ユメニアイニ (JUNICHI OKADA)
岡田ソロ。彼がストリート・ミュージシャン役で出演した映画『ホールドアップダウン』の挿入歌。弾き語りが似合うフォーキーなサウンドをバックに歌う彼のヴォーカルには、聴くものの心に確実に届く優しさと温かさがある。
12Wonder World
ハンド・クラップやメンバーの声などが入り、楽しい雰囲気が伝わってくるミディアム・チューン。世代を問わず共感できるポジティヴなリリックで、V6のスタンダードになりうるナンバー。
13ユメニアイニ (V6 ver.)
『music mind』永続盤のみ収録のボーナス・トラック。こちらはV6ヴァージョンで、6人それぞれの声とコーラスが楽しめる。アコギ中心のアレンジから、音数が増えより厚みのあるサウンドになっている。
14サンダーバード-your voice- (musicmind ver.)
『music mind』永続盤のみ収録のボーナス・トラック。ロック色を強めたアレンジで、彼らの突き抜けたダンス・パフォーマンスが期待できるサウンドになっている。よりハードで、現実感のある仕上がりだ。