ミニ・レビュー
驚愕のピアニスト、11歳のデビュー・アルバムである。一聴して単なる技巧派ではないことが理解できる。採り上げた曲はジャズのメイン・ストリーム中心であり、オリジナリティあふれるアドリブには余裕と自信さえも感じられる。見事な表現力による全10曲……今後が楽しみなミュージシャンが現れたものだ。★
ガイドコメント
2003年インドネシア生まれの11歳によるデビュー・アルバム。神童ピアニストの名をほしいままにする有り余る才能が随所に光るスタンダード集で、ラリー・グレナディアら手練れのプレイヤーとの息もぴったり。
収録曲
01GIANT STEPS
02LUSH LIFE
03MY FAVORITE THINGS
04IT MIGHT AS WELL BE SPRING
05MA BLUES
06'ROUND MIDNIGHT
07I MEAN YOU
08TOUR DE FORCE
09OVER THE RAINBOW
10SENOR BLUES
演奏
ジョーイ・アレキサンダー(P) ラリー・グレナディア,ラッセル・ホール(B) ユリシス・オーウェンスJr.,サミー・ミラー(DS) アルフォンソ・ホーン(TP)