ミニ・レビュー
ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート史上最年少の35歳で指揮台に立ったドゥダメルが生き生きとした音楽を作り上げている。ニューイヤー・コンサート初演奏となる8曲(「スケーターズ・ワルツ」!を含む)を含む凝ったプログラム。幸福感に満ちた演奏が満喫できる。
ガイドコメント
2017年の元旦にムジークフェラインザールで行なわれたウィーン・フィルによるニューイヤー・コンサートのライヴ録音。指揮者はベネズエラ出身のグスターボ・ドゥダメル。若きマエストロのパーソナリティにふさわしい曲も選ばれており、楽しさ満載の一枚。
収録曲
〈第1部〉[Disc 1]
01喜歌劇「ウィーンの女たち」〜ネヒレディル行進曲 (レハール)
02スケーターズ・ワルツop.183 (ワルトトイフェル)
03ポルカ「帝都はひとつ、ウィーンはひとつ」op.291 (J.シュトラウス2世)
04ポルカ・シュネル「冬の楽しみ」op.121 (J.シュトラウス2世)
05ワルツ「メフィストの地獄の叫び」op.101 (J.シュトラウス2世)
06喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」〜ポルカ・シュネル「別に怖くはありませんわ」op.413 (J.シュトラウス2世)
07喜歌劇「スペードの女王」〜序曲 (スッペ)
08喜歌劇「質屋の鑑定人」〜ワルツ「いらっしゃい」op.518 (ツィーラー)
09喜歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」〜月の出の合唱 (ニコライ)
10ペピタ・ポルカop.138 (J.シュトラウス2世)
[Disc 2]
01ロトゥンデ館のカドリーユop.360 (J.シュトラウス2世)
02ワルツ「奇抜」op.205 (J.シュトラウス2世)
03インディアン・ギャロップop.111 (J.シュトラウス1世)
04ポルカ・マズルカ「ナスヴァルトの女たち」op.267 (ヨーゼフ・シュトラウス)
05ポルカ・シュネル「さあ踊ろう!」op.436 (J.シュトラウス2世)
06喜歌劇「インディゴと40人の盗賊」〜ワルツ「千夜一夜物語」op.346 (J.シュトラウス2世)
07ポルカ・シュネル「チクタク・ポルカ」op.365 (J.シュトラウス2世)
08ポルカ・シュネル「喜んで」op.228 (E.シュトラウス)
09新年の挨拶
10ワルツ「美しく青きドナウ」op.314 (J.シュトラウス2世)
11ラデツキー行進曲op.228 (J.シュトラウス1世)
演奏
グスターボ・ドゥダメル指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 [1] (9)ウィーン楽友協会合唱団