ミニ・レビュー
オペラの林正子(S)を2曲に迎え、クラブのダンス・フロアにクラシックを持ち込んだという菊地のコンセプチュアル作。かつてのキップ・ハンラハンの縦横無尽な展開を思い起こさせる菊地にとって、ジャンルの境界はとうの昔にない。映画を観るような音楽が緻密に完成された。
ガイドコメント
菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール名義では3作目となるオリジナル・アルバム。唯一無二のラウンジ・オーケストラが、マイケル・ジャクソンの逝った2009年におくるダンス・ミュージックがここに。菊地のヴォーカル曲も収録。
収録曲
01KILLING TIME
02NEW YORK HELL SONIC BALLET
03WHEN I AM LAID IN EARTH - ARIA FROM THE OPERA "DIDO AND AENEAS"
04PROCESSION
05LE RITA - LA SUITE "CABARET TANGAFRIQUE"
06I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS
07DOH-IN
08WUTHERING HEIGHTS
09WAIT UNTIL DARK
演奏
菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール (3)(4)林正子(S)