ミニ・レビュー
J.ウィリアムズの弟子で、天才少女のニコラ・ホールももうすぐ30歳。この録音は90年と93年のものだから、ちょうど少女から大人の演奏へと変わる転換期だったようだ。その若々しい意欲は、どの作品にもちを通わせる。得にバッハへの思いが深くで感動的。
ガイドコメント
可愛いルックスに似合わぬ超絶技巧ぶりで話題を呼んだイギリスの女流ギタリスト、ホールの2枚のリサイタル・アルバムを収録したCD。
収録曲
[Disc 1]
01前奏曲ト短調op.23-5 (ラフマニノフ)
02歌劇「はかなき人生」〜スペイン舞曲第1番 (ファリャ)
03「スペイン組曲」op.47〜グラナダ (アルベニス)
04サパテアードop.23-2 (サラサーテ)
05奇想曲op.1-24 (パガニーニ)
06シシリエンヌ (パラディス)
07無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004 (J.S.バッハ)
[Disc 2]
015つのバガテル (ウォルトン)
02無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調BWV1003 (J.S.バッハ)
03ソナチネ (トローバ)
04祈りと舞曲 (ファリャに捧げる) (ロドリーゴ)
05ハンガリー幻想曲op.65-1 (メルツ)