ミニ・レビュー
ジョン・ダウランドからウォルトン、ブリテンを経てビートルズ、スティングまで、ギター1本で(2曲のデュオも含むが)英国音楽史を俯瞰しようという、意欲的な選曲。ジャンルを超えて愛される楽器の特性をフルに発揮させながらも、クールな演奏がディスクいっぱいに展開される。
ガイドコメント
ダウランド生誕450年、ブリテン生誕100年、ウォルトン没後30年ということで、この3人を中心に、野平一郎編曲のスティングほかの3曲と松尾俊介とのビートルズを2曲加えた盛りだくさんな一枚。大萩のセンスが光る。
収録曲
01ラクリメ (涙のパヴァーヌ) (ダウランド)
02彼女はいいわけできようか (ダウランド)
03甘い愛が呼んでいる (ダウランド)
04シェイプ・オブ・マイ・ハート (スティング/野平一郎編)
05アメイジング・グレイス (作曲者不詳) (野平一郎編)
06スカボロー・フェア (イギリス民謡) (野平一郎編)
075つのバガテル (ウォルトン)
08ノクターナルop.70〜ジョン・ダウランドの「来たれ、深き眠りよ」による (ブリテン)
09ペニー・レイン (レノン&マッカートニー)
10シーズ・リーヴィング・ホーム (レノン&マッカートニー)