ミニ・レビュー
現代音楽作曲家とのコラボを積極的に行なっている青木涼子のデビュー盤。欧州の気鋭の作曲家たちが“謡”というユニークな声の芸術に触発されて、 声と器楽との関係性を見つめ直し、新たな可能性を模索する刺激的な作品集だ。73年初演のエトヴェシュ「Harakiri」を含め、すべて世界初録音。
収録曲
01風の声 (フェデリコ・ガルデッラ)
02謡とクラリネットのためのエチュード〜経正の足跡をたどって (クレール=メラニー・シニュベール)
033つの能の歌 (ヴァレリオ・サニカンドロ)
04山伏の祈り (オレリアン・デュモン)
05Harakiri (ペーテル・エトヴェシュ)
演奏
青木涼子(能謡) (1)(3)斎藤和志(FL) (2)(4)(5)山根孝司(CL,BS-CL) (5)竹島悟史(PERC)