ミニ・レビュー
病床の清志郎が、FM802のキャンペーン・ソングとして制作。彼が最期に残したのは“ぼくらの心、いつも何処かでひとつさ”というメッセージだった。あらためてこの作品が遺作となってしまったことが残念でならない。歌詞の“ラジオ”をそのまま“清志郎”に置き換えてもいいくらいだ。
ガイドコメント
2009年6月17日リリースの、遺作となる13作目のソロ名義シングル。「Oh! RADIO」は5月9日の葬儀式で問い合わせが殺到した、FM802のキャンペーン・ソングの“清志郎”版で、出会いや人との繋がりをテーマにした楽曲となっている。
収録曲
01Oh!RADIO
ギター、ベース、ドラム、ブルースハープとすべての楽器を自身が演奏した遺作。繰り返す“Oh ラジオ”という懇願するような澄んだ歌声が哀しげで何とも切ないブルース・ロックだ。“この世界に愛と平和のうたを”という最後のフレーズが胸に染みわたる。
02激しい雨 (2006.05.14 Private Session)