ガイドコメント
前作『CALLING』以来約4年4ヵ月ぶりとなる、2013年12月18日リリースのアルバム。「紙飛行機」「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」「Blue Bird」「流星」ほかシングルを含む、映画、ドラマなどでの話題曲も満載。
収録曲
[Disc 1]
01 (Are you all set?)
8作目のオリジナル・アルバム『One Song From Two Hearts』のオープニングSE。各パートがセッティングを確かめるように音出しをしている様子を収めたもので、ライヴ直前のような緊張感とワクワク感に満ちている。
02One Song From Two Hearts
23枚目のシングルにして、8thアルバムのタイトル・チューン。“二つの心を重ねて”歌うまっすぐな想いが詰まった壮大なナンバーで、掛け合いのようにフレーズが交錯するサビは力強さに満ちている。一歩ずつ歩く道を踏みしめるようなサウンドにも胸が躍る。
03紙飛行機
フジテレビ系ドラマ『結婚しない』主題歌に起用された22ndシングル。爽やかな風に紙飛行機が舞うようなキャッチーなサビで幕を開けるポップ・チューンで、恋に怯える背中を“怖がらずにその気持ちを飛ばしてごらん”と優しく押してくれる。
04リンゴの花
たおやかなストリングスで幕を開け、ギターのアルペジオを中心とした透明感のあるサウンドで紡がれる悲しくも優しいバラード。先に延ばした約束を叶えることのできないまま会えなくなった人を想い、ファルセットを多用した美しいハーモニーを響かせる。
05ダイヤモンド
「2013 ABC 夏の高校野球」応援ソングに起用されたバラード。傷だらけになりながらも夢に向かって必死に輝く姿を歌った歌詞、穏やかな導入から一気に開けるアレンジ、想いの詰まったヴォーカルなど、すべて要素が見事に絡み合った感動的なナンバーだ。
06SPLASH
熱い夏の恋を歌ったアップ・テンポのナンバー。ブリブリと弾けるブラス・アレンジ、細やかなギターのカッティング、カラフルな女性コーラスなど、ベタともいえるほどに“まさしく”サマー・チューンで、無条件にワクワクさせられる。
07未来切手
江崎グリコ「2段熟カレー」CMソングに起用されたミディアム・ナンバー。“10年後”に向けて書かれた手紙をモチーフに、いま交わす言葉にも“未来切手”が貼られていて未来を変えてくれるんだ、と歌うファンタジックなストーリーに心が温まる。
08モノクローム
愛し合っていたにもかかわらず、離ればなれになってしまった大切な人への思いを綴った悲しいラヴ・ソング。鮮明な思い出が胸を締めつけるさまを、繊細なヴォーカルで描く。フェードアウトで終わるラストが、遠くなっていく距離を表わしているかのようだ。
09あの太陽が、この世界を照らし続けるように。
21枚目のシングルは映画『岳-ガク-』主題歌。エレキ・ギターが主体のロック然としたサウンドが新鮮なミディアム・ナンバーで、“生きる意味”や“命”といった壮大なテーマを歌い上げる黒田の力のこもったヴォーカルが印象的だ。
10GAME
パーカッションやストリングスを取り入れ、カラフルなサウンドに仕立て上げたフジテレビ系ドラマ『家族の裏事情』主題歌。人生をさまざまな“ゲーム”に見立てつつ、勝っても負けても“FINE PLAY”だと優しく背中を押してくれる。
11流星
フジテレビ系ドラマ『流れ星』主題歌の19thシングルは、笹路正徳が編曲に参加したコブクロならではの感動的なバラード。愛しい君への熱い想いを流星にたとえたラヴ・ソングで、色鮮やかなストリングスが物語をより一層際立たせている。
12Blue Bird
NHKアニメ『バクマン。』オープニング・テーマに起用された20枚目のシングル。“青い空”を飛ぶ目には見えない“青い鳥”。夢を追って上京した主人公を包み込み、力を与える大きな愛を歌う。力強いリズムに胸を突き動かされるようだ。
13LIFE GOES ON
黒田俊介が作詞曲を手がけたナンバー。ピアノを主体に、分厚いコーラスでコーティングしたゴスペル風のアレンジで幕を開けるバラード。“誰が為に 歌い続けていたんだろう”など、活動を休止せざるを得なかった彼らの自問自答にも聴こえる歌詞が心に響く。
14蜜蜂
配信限定シングルとして発表されたNTT西日本のCMソング。花から花を飛び交い命を繋ぐ蜜蜂をモチーフに、言葉が心を繋ぐ存在であってほしいと歌うミディアム・バラード。彼らの歌、そして詩にかける想いが強く胸に迫ってくる。
15今、咲き誇る花たちよ
NHK「ソチオリンピック/パラリンピック」テーマ・ソングとしてシングル・カットされたナンバー。マンドリンやフルートを印象的に用いた壮大なサウンドはどこか異国情緒を感じさせる。畳みかけるようにサビを繰り返すラストの力強さは秀逸。
[Disc 2]〈DVD〉「Never Ending Street」