ミニ・レビュー
メジャー第4弾シングル。「one way」は疾走感漂うソフト・ロック。気持ちを前へ推し進めるような、生バンド・サウンドの熱い臨場感が伝わる。「怪盗ネオン」はロカビリー調の歌謡ロック。ピアノの音が妖しい雰囲気を放つ。「土曜日の女」はメロウなヴォーカルとジャジィなアレンジがマッチしたライヴ音源。冒頭の話し声もまた格好いい。
ガイドコメント
2009年11月11日発表のメジャー4枚目となるシングル。成長の過程で自信を得た彼らがさらなる未来への期待を抱き決意を新たにした、“前へ、前へ”を感じさせる内容となっている。これまでのシングルとは異なるポジティヴなナンバー。
収録曲
01one way
清々しいほどにストレートな、爽快感あふれる疾走ロック・チューン。夢へまっしぐらに突き進む決意を綴った内容で、明快な歌唱やパワフルなサウンドともマッチした一曲。“見た目から入るのは 少し怖かっただけ”と彼らの本音とも思える部分が垣間見える。
02怪盗ネオン
ワウ・ギターの軽快なカッティングが躍動感をもたらす、シャッフル調の歌謡ロック。グルーヴィなベース・ラインがグイグイ引っ張っていくアグレッシヴな仕上がりで、グリッターなピアノも鮮やかに彩りを添えている。マオの艶やかな歌唱も心地よい。
03土曜日の女
インディ時代のアルバム『憐哀 -レンアイ-』収録曲のライヴ・ヴァージョン。本命にはなれないと分かりながらも盲目的な愛を捧げる悲しい女の性を綴った内容で、“君にとっては只の火遊び”と諦めにも似た感情がせつない。渋い歌謡曲調が沁みる一曲だ。