ミニ・レビュー
多くのロック・ミュージシャンにも影響を与えたファンタジー小説を映像化した大作映画のサントラで、物語同様に音楽も壮大かつ深遠な響きに満ちている。エンヤの(10)(18)やエリザベス・フレイザーによる(14)など、ヴォーカル曲の神秘的な美しさにも注目を。
ガイドコメント
ファンタジーの原点と言われる『指輪物語』を、空前のスケールで映画化した作品のサウンドトラック。劇中BGMのほか、主題歌「メイ・イット・ビー」などエンヤのナンバーも2曲収録。
収録曲
01予言
02ホビット庄の社会秩序
03過去の影
04アイゼンガルドの戦い
05黒い乗手
06踊る小馬亭で
07闇夜の短剣
08浅瀬への逃走
09数々の出会い
10エルロンドの会議 (フィーチャリング“アニロン” (アラゴルンとアルウェンのテーマ)) (エンヤ)
11指輪は南へ
12暗闇の旅
13カザド=ドゥムの橋
14ロスロリアン (フィーチャリング“ガンダルフへの哀悼”) (エリザベス・フレイザー)
15大河
16アモン・ヘン
17一行の離散 (フィーチャリング“イン・ドリームス”) (エドワード・ロス)
18メイ・イット・ビー (エンヤ)
映画『ロード・オブ・ザ・リング』のエンディング・テーマとして、エンヤ自らが作詞・作曲を手がけた書き下ろし作品。映画のイメージに合わせてエルフ族の言葉で「旅人の無事を願う祈り」が綴られている。