ミニ・レビュー
二世代の開きがある米伊の人気ピアニストによるデュオ作品。フランク・ダンドレアの世代が師匠世代というボラーニだが、訓練されたテクニックと師匠筋たちを感心させたジャズへの集中力を証明する演奏は、チックを緊張させる。「アルマンドのルンバ」で、やっとチックが見せ場を作る。
ガイドコメント
ECMからのチック・コリア作品としては久方振りとなる2011年作品。対するは既に名実ともに欧州のトップ・ピアニストと評されるステファノ。「アルマンドのルンバ」ほか、ファンの興味を惹く楽曲を多数収録。
収録曲
〈パート1〉
01ORVIETO IMPROVISATION NO.1
02RETRATO EM BRANCO E PRETO
03IF I SHOULD LOSE YOU
04DORALICE
05JITTERBUG WALTZ
06A VALSA DA PAULA
07ORVIETO IMPROVISATION NO.2|NARDIS
08ESTE SEU OLHAR
09DARN THAT DREAM
10TIRITITRAN
11ARMANDO'S RHUMBA
12BLUES IN F