ミニ・レビュー
4枚目のシングル「OSCA」は、バンド・メンバーのギター浮雲が作詞作曲したワイルドなロック・チューン。1曲の中に異なるいくつもの曲が入っているような変幻自在に展開する楽曲構成で、椎名林檎のぶっ飛んだヴォーカルがさらに加速させている。
ガイドコメント
椎名林檎による作詞と歌唱、そのほかのメンバーによる作曲と、役割分担を徹することでさらに色濃い楽曲が完成。展開の速いワイルドなロック・チューンとなっている。振り幅の広い作曲センスには感服だ。
収録曲
01OSCA
2007年のシングル第1弾は、ギタリストの浮雲が作詞・作曲を担当したワイルドなロック・チューン。一曲の中に数曲分の要素が組み込んだような展開の速い構成で、歌唱に専念した椎名林檎のぶっ飛んだヴォーカルが、曲にさらなる加速度を与えている。
02ピノキオ
詞曲ともにキーボーディストの伊澤一葉が担当したファンタジックなスロー・バラード。ピアノの弾き語りスタイルにカントリー風のテイストを盛り込み、ピノキオと人間を題材にした自己の内なる訴えをそっと歌いかけている。
03鞄の中身
椎名林檎が英詞で手掛けたオールド・テイストのポップ・チューン。アメリカ南部の安酒場の片隅で演奏されている風の、ホンキー・トンクなピアノとギターが踊る曲で、椎名林檎のキュートなヴォーカルが弾けている。