ミニ・レビュー
ライヴの定番オープニング曲で幕を開ける、20分弱のYOSHIKIへの最新インタビューを収めた1枚を含む3枚組ベスト盤。幻のシングルなどレア曲満載のファン必携アイテム。バンドとしてあまりに大きな存在だったXを知るうえでの貴重なガイドとなるはず。
ガイドコメント
10年間の音源から厳選されたベスト・オブ・ベスト。初回特典としてYOSHIKI、hideのインタビューCDが付き、さらに予約特典として「Longing」のデモ・テープ・ヴァージョンの入ったCDがもれなくもらえる(現時点ではあくまで“予定”です。ご注意を)。ファンならぜひとも持っておきたい一品。
収録曲
[Disc 1]
01PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM)
02I'll Kill You
85年のインディーズ時代に発表され、後にアルバム『VANISHING VISION』に収録された一曲で、全編英語詞、疾走感あふれるハイ・スピード・チューン。Xの刹那的な世界観が如実に表出した激しいナンバーだ。
03BLUE BLOOD
メジャー・デビュー作『BLUE BLOOD』のタイトル曲。デビュー初期はライヴのオープニングによく演奏された。超高速のツー・バス連打で圧倒的な演奏力を見せつける。中盤のツイン・ギター・ソロは聴きどころ。
04Rusty Nail
バンド活動が停滞していた94年7月にリリースされ、ファンを狂喜させたシングル・ナンバー。クリーン・トーンと歪んだギターの対比が美しい。中盤にYOSHIKIによるモノローグをはさみ、楽曲はスピーディに展開してゆく。
05Say Anything
ライヴでは大合唱を生む珠玉のバラード。繊細なピアノの調べに、“Say Anything”という言葉にすべてが詰まった耽美で切ない歌詞が舞う。ヴォーカルのTOSHIはレコーディングで喉を痛め手術するほど苦労をしたという。
06Vanishing Love
アルバム『VANISHING VISION』に収録された一曲で、アルバムのテーマ的ナンバー。冒頭の掛け合いは初期Xの荒々しい側面を感じさせ、高速ツー・バスとギターの絡みで駆け抜ける。サビでの熱唱が胸を打つ。
07Tears
元はYOSHIKIが92年のNHK『紅白歌合戦』のテーマ・ソングとして書き下ろした曲で、93年にシングル・リリースされた。壮大なオーケストレーションで幕を開け、極上のメロディと泣きのギター・ソロで感動を誘う。
08ART OF LIFE (ラジオ・エディット)
09Kurenai (紅)
デビュー・アルバム『BLUE BLOOD』に収録され、Xの代名詞的ナンバーとなっている一曲。ギターのアルペジオの静かなオープニングから、突如トップにギア・チェンジ、怒涛のハード・ロックを展開する。英語詞ヴァージョンもあり。
10Stub Me In The Back
あまりにテンポが速すぎるため“YOSHIKI殺し”の愛称でファンには知られている、ライヴでは定番のナンバー。過激な歌詞を臆面もなく叫ぶTOSHIと、随所にテクニックを感じさせる演奏は圧巻の一言。
11STANDINNG SEX
オリジナル作品には収録されていない、シングル・ナンバー。キャッチーなギター・リフでぐいぐい押しまくり、ギターやドラムなど見せ場の多い派手な一曲。ここでもYOSHIKIの圧倒的な高速ツー・バスが炸裂。
12DAHLIA
3rdアルバム『DAHLIA』のタイトル曲。Xらしいドライヴ感やメロディアスさはそのままに、TOSHIのエフェクター・ヴォーカルや、オーケストラ・アレンジなど随所に新たな試みがうかがえる一曲。
[Disc 2]
01WEEK END
メジャー・デビュー作『BLUE BLOOD』からの第3弾シングル曲。“死”をテーマにしながらも、イントロのハードなギター・リフとキャッチーなメロディですんなりと聴かせる。
02Sadistic Desire
元々は1stインディーズ・アルバム『VANISHING VISION』に収録されていたHIDE作のナンバーで、「Silent Jealousy」のカップリング曲として、再レコーディングし発表された。メロディアスな展開がいかにもHIDEらしい。
03ENDLESS RAIN
過激なバンド・イメージを一転させたバラード・ナンバー。キャッチーなメロディはもちろん、ピアノでしっとりと紡がれる繊細な部分と、情感あふれるギター・ソロで聴き手を感動の渦に。ライヴでは大合唱の定番曲。
04Forever Love
アニメ映画『X』のテーマ・ソングとして発表されたX得意のバラード・チューン。壮大なオーケストラをバックに、流れゆく時間の中で諦めや後悔を感じながらも「永遠の愛」を歌うTOSHIの絶唱に涙。
05オルガズム
06X
07THE LAST SONG
[Disc 3]
01YOSHIKI SPECIAL INTERVIEW