ミニ・レビュー
本邦デビュー・アルバムを出したタオは、ピアニスト兼作曲家の中国系米国人。録音時まだ二十歳だった。展覧会の絵を中心に、前後に現代曲を置くという興味深いアルバム。まず、展覧会の絵は名演と言っていい。ビジュアルで独自のドラマを創り上げている。現代曲も素晴らしく、面白かった。★
ガイドコメント
94年生まれ、中国系アメリカ人のコンポーザー・ピアニスト、コンラッド・タオのアルバム。ムソルグスキーの「展覧会の絵」と、デイヴィッド・ラング、武満徹、エリオット・カーターの現代曲、そして自作をカップリングしたコンセプチュアルな一枚だ。
収録曲
01ケージ (フロム・メモリー・ピーシズ) (デイヴィッド・ラング)
02閉じた目2 (武満徹)
03ピアノについての2つの考察 (エリオット・カーター)
04ア・ウォーク (フォー・エミリオ) (コンラッド・タオ)
05組曲「展覧会の絵」 (ムソルグスキー)
06ウェド (フロム・メモリー・ピーシズ) (デイヴィッド・ラング)