ミニ・レビュー
“遊園地再生事業団”の今野裕一郎が率いるユニット、バストリオの演劇作品に提供された楽曲からなる、初の劇伴音楽集。最新鋭のエレクトロニカ、ポスト・ロックをベースにしながら、繊細な感情の機微、想像上の風景を鮮やかに描き出すサウンドメイクに心地よく圧倒される。
ガイドコメント
音楽家・杉本佳一がこれまで手がけた作品の中から、舞台音楽を厳選した2枚組。遊園地再生事業団、バストリオ、マームとジプシーなど新進気鋭の劇団が手がけた作品を、サウンド面から享受できる画期的かつ貴重なアルバムだ。
収録曲
[Disc 1]〈トータル・リビング 1986-2011〉
01意識する二人
02欠落の女です
03愚痴ばかりの女
04じゃあ、なぜ、あの人は灯台守なのか……?
05インターネット
06やっぱりパーティーが開かれている
07南の島の屋上
08あの日の言葉/記述者たち
09きょうはわりと機嫌がいいよ
10Curtain Call
〈Rock and Roll あなたにとって大切なのはココロ〉
11ギターはもう聴こえない
12原始人みたい
13これは紙です
14Always to now
15この前、どこに行ってたの?
16ロック・アンド・ロール
17ベリーハングリー
181、2、3、4
19ゾンビの音楽
20木の枝で絶滅
21強いココロの揺れ、ココロ
22皆で踊る
23Paradise/牧場
24結婚式の音楽
25馬は、走っていました
26人が死ぬと質量がなくなる
27ピエロの音楽
28リンダ
[Disc 2]〈グッドバイ〉
01ふたたび宙にバツを書く
02少女の思い出
03霧/上昇
04Xは飛行する
05インタビュアー資格制度
06それから場所が変わって、
07沖縄に来ないか?
08汝滑町
09南の島からの音楽
10質問のテーマ
11歌わないよ
12それで今度は妹が笑った
13デモに合う曲
14ハンモックの揺れ
15全員が椅子に座ったら IN
16ペンをぽんと放り出した
17ヨガのテーマ
18女優3のテーマ
19ペンも紙も失ったので、
20わたしのからだはからっぽの……、
21「書くための道具」以外
22あなたはそれを望まなかった
23わたし、生きてるの?
24そう思います
〈ΛΛΛかえりの合図,まってた食卓,そこ,きっと-----〉
25WST