ミニ・レビュー
プレスティッジと共にCDによって復刻されたリバーサイドもまさに名盤の宝庫だ。エヴァンス、ドリュー、ウエス…と続く今回の5作品は何れも名盤の誉れ高いものばかりである。「ポートレイト・イン…」はピアノ・トリオの理想的なカタチを実現させたエヴァンスの代表的アルバム。ドリュー、チェンバース、フィリー・ジョーというトリオによるダイナミックなプレイが印象的な「K・ドリュー3」。若くして死んだウエスの代表作「フル・ハウス」にはグリフィンとの凄まじいバトルが聴かれる。マイルス・グループに居た頃のウイントン・ケリーの自作曲を中心とした傑作「ケリー・ブルー」。マイルス・グループを離れたコルトレーンがモンクのカルテットに参加し、ソリストとして格段の成長を果たした頃の「モンク・ウィズ・コルトレーン」など、今後も引き続き名盤の登場が予定されている。
収録曲
01COME RAIN OR COME SHINE
02AUTUMN LEAVES
03AUTUMN LEAVES
04WITCHCRAFT
05WHEN I FALL IN LOVE
06PERI'S SCOPE
07WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?
08SPRING IS HERE
09SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
10BLUE IN GREEN
11BLUE IN GREEN
演奏
ビル・エヴァンス(p)スコット・ラファロ(b)ポール・モチアン(ds)