ミニ・レビュー
父も兄もウィーン・フィルの首席、彼自身は21歳でベルリン・フィル首席に就任。しかもスポーツマンでモデルも務めるイケメン。恵まれ過ぎの彼には嫉妬心も起こらない。むしろ、このしなやかに表情を変化させる演奏を聴くと癒されてしまう。継続的にアルバム作りをしてほしい人だ。
ガイドコメント
22歳でベルリン・フィルの首席奏者に就任したオッテンザマーの初CD。父親と兄もウィーン・フィルの首席というクラリネット一族のサラブレットだ。18世紀から20世紀までの曲を揃え、新鋭ネゼ=セガンとの共演という注目作。
収録曲
01前奏曲第1番 (ガーシュウィン)
02クラリネット協奏曲 (コープランド)
03亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー)
04クラリネットと弦楽合奏のための協奏曲 (チマローザ/A.ベンジャミン編)
05子守唄op.40 (ビーチ)
06クラリネット協奏曲第1番ハ短調op.26 (シュポア)
07歌劇「セルセ」〜ラルゴ (ヘンデル)
演奏
アンドレアス・オッテンザマー(CL) ヤニック・ネゼ=セガン指揮 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団