ミニ・レビュー
彼女が“あゆ”になりきれなかった理由は、聴く者とともに感じてこそ生まれる共感という感情を、一方的に提供することを拒んだから。でも音楽を愛する女のコとして、それは正解だったかもしれない。言霊の強さと少女の愛らしさを、巧みにポップスへ変化させたアルバム。
ガイドコメント
2002年5月リリースの2ndアルバム。透明感があってエモーショナルな愛内のヴォーカルが楽しめ、前作の『Be Happy』からの成長を感じさせる。「POWER OF WORDS」「I can't stop my love for you(ハート)」「NAVY BLUE」ほか。
収録曲
01POWER OF WORDS
02I can't stop my love for you♥
03NAVY BLUE
04Forever You〜永遠に君と〜
歌うことが私のすべて……。等身大の自分をファンにぶつける、ストレートなラヴ・ソング。しっとりしたピアノ・バラードと思いきや、最後は疾走のビート・ナンバーに。そんなオチが、いかにも前進系・愛内らしい!
05pink baby's breath (album mix)
06be distant
07WISH
08Painted Black
09FAITH
重厚なデジタル・ビートの上を、エスニックなメロディが駆け抜けるノン・ストップのダンス・チューン。「応援してくれる人たちのためにも、強くありたい!」、そんな思いが存分に表現できたという、しなやかで力強い歌声が印象的だ。
10SPARK
11crystal pearl
12precious pain
13Run up
14Can you feel the POWER OF WORDS?
私の詞(ことば)が、君の力につながるように……。作詞家・愛内らしい、リスナーへの大きな愛に満ちた、スケール感あふれる感動のバラード。しなやかな歌声が、「言葉の力」、そして「音楽の力」を携えて我々の心に響き渡る。