ミニ・レビュー
同世代の神尾真由子がチャイコフスキーで優勝して、周囲はますますライバル視するようになった。そんなところでベスト・アルバムのリリースはまさにグッド・タイミング。天才少女から大人へと向かう彼女の足跡をたどることは、彼女のこれからを占うこと。期待は膨らむ。
ガイドコメント
99年に日本人として初めてパガニーニ国際コンクールで優勝、クラシックの名門・ドイツ・グラモフォンと契約し、世界中の注目を集めるヴァイオリニスト、庄司紗矢香のベスト・アルバム。奥深い彼女の世界が堪能できる一枚だ。
収録曲
01カルメン幻想曲 (ワックスマン)
024つのロマンティックな小品op.75、B.150〜第1曲 (ドヴォルザーク)
03ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調op.94a〜第4楽章 (プロコフィエフ)
04ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調op.100〜第3楽章 (ブラームス)
05ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調op.6〜第3楽章 (パガニーニ)
06ヴァイオリン・ソナタ ニ短調op.9 (シマノフスキ)
0710の前奏曲 (24の前奏曲op.34)〜第8曲 (ショスタコーヴィチ)
084つの前奏曲 (24の前奏曲op.34)〜第1曲 (ショスタコーヴィチ)
09ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64〜第2楽章 (メンデルスゾーン)
演奏
庄司紗矢香(VN) (1)(5)ズービン・メータ指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 (2)〜(4)(6)〜(8)イタマール・ゴラン(P) (9)チョン・ミュンフン指揮 フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
録音
(1)(5)2000.7 (2)(4)(6)2001.9 (3)(7)(8)2003.12 (9)2