ミニ・レビュー
“Curtain-Up!”。新進気鋭のソプラノ、アスプロモンテの紹介とバロックオペラへの誘いのダブルミーニングのタイトル。オケピットでヴァイオリンの弾き振りをしながらほくそ笑む(?)のは仕掛け人オノフリ。“すべての曲は次の曲への”プロローグとなりながら、全体がひとつのオペラと化す。★
収録曲
01「オルフェオ」〜トッカータとプロローグ「愛するペルメッソ川のほとりから」 (モンテヴェルディ)
02「エウリディーチェ」〜プロローグ「深い溜息と涙をむさぼる私が」 (カッチーニ)
03「ディド」〜シンフォニアとプロローグ「トロイアは滅びた」 (カヴァッリ)
04「エリトリア」〜プロローグ「アリマスペの洞窟」 (カヴァッリ)
05「聖アレッシオ」〜シンフォニアとプロローグ「私はローマ」 (ランディ)
06「魔法をかけられた宮殿 または恋人の戦士」〜プロローグ「きれいな川」 (ロッシ)
07「オルミンド」〜シンフォニアとプロローグ「私はオリュンピアの生まれではない」 (カヴァッリ)
08「黄金のリンゴ」〜シンフォニアとプロローグ「アモーレとイメネオ」 (チェスティ)
09バスと2台のヴァイオリンのためのシンフォニア (ストラデッラ)
10「アルジア」〜シンフォニアとプロローグ「ゴシックの輝きの」 (チェスティ)
11「縛られた平和」〜縛られた平和が寝て、目覚めて、かく言う「悲しい眼ともに」 (ストラデッラ)
12「恋の勘違い、またはロザウラ」〜シンフォニアとプロローグ「やめなさい、稲妻よ」 (スカルラッティ)
演奏
エンリコ・オノフリ指揮 イル・ポモ・ドーロ (1)〜(8)(10)〜(12)フランチェスカ・アスプロモンテ(S)