ミニ・レビュー
ボサ・ノヴァを基調とした2008年録音作。巨匠クラウス・オガーマンのオーケストラ・アレンジが絶品で、艶のあるヴォーカルが際立つ。気だるそうな表情の中に高い技巧が垣間見える「トゥー・マーヴェラス・フォー・ワーズ」、抑えた表現ながら情感は豊かな「ウォーク・オン・バイ」、甘美を極める「クワイエット・ナイツ」など、いずれも隙のない仕上がり。
ガイドコメント
大人の雰囲気が漂うロマンティックなジャズ・ヴォーカル・アルバム。「イパネマの少年」を含むエレガントなボサ・ノヴァ&バラードを収録。優雅で艶やかなムードに包まれている。
収録曲
01WHERE OR WHEN
02TOO MARVELOUS FOR WORDS
03I'VE GROWN ACCUSTOMED TO HIS FACE
04THE BOY FROM IPANEMA
05WALK ON BY
06YOU'RE MY THRILL
07ESTE SEU OLHAR
08SO NICE
09QUIET NIGHTS
10GUESS I'LL HANG MY TEARS OUT TO DRY
11HOW CAN YOU MEND A BROKEN HEART
12EVERY TIME WE SAY GOODBYE
13I SEE YOUR FACE BEFORE ME
演奏
ダイアナ・クラール(P,VO) アンソニー・ウィルソン(G) ジョン・クレイトン(B) ジェフ・ハミルトン(DS) オーケストラ